2025年4月16日(水)、東京都にある東京眼鏡専門学校にて、毎年恒例となっている一日集中講座「スポーツビジョン講座」が開催されました。講座は、眼鏡学科第1部3年生および第2部2年生を対象に、10:00から17:10までのスケジュールで行われました。
本講座は、当協会の普及養成担当 上坂実が担当し、マスターインストラクターの大津信亮氏もアシスタントとして参加。スポーツと視覚の関係やトレーニングの基礎的な考え方、眼鏡士として視覚機能にどう関与できるかといったテーマについて、講義と実技を交えながら展開しました。講義内容は、同校の「2025年度授業内容」にも記載されているように、スポーツビジョンの基礎理論から、子ども・高齢者・アスリートなど多様な対象への応用まで幅広くカバーしています。
受講後に実施されたアンケートでは、全員が「満足度5(とてもよかった)」と評価。理由としては、「実際に体験して理解が深まった」「スポーツビジョンがスポーツ以外にも役立つことがわかった」「顧客対応にも活かせそう」などの声が多く寄せられました。
具体的には、「肩や首の不調に視機能の関与があるとは思わなかった」「高齢者や発達障害の方にも有効との話が印象的だった」といったコメントも見られ、眼鏡士としての視野が広がったとの感想が多数ありました。
今後も東京眼鏡専門学校では、眼鏡士の専門知識に加えて、視覚の機能向上や健康支援に関する応用的な学びを提供し、現場で役立つ力を育てていく予定です。当協会も引き続き、教育機関との連携を通じてスポーツビジョンの普及と実践の場を広げてまいります。
以下、授業を受けた生徒へのアンケート結果
質問項目 | 回答の要約(抜粋) |
Q4. 本日の講座の満足度(5段階) | 全員が「5(とてもよかった)」と回答 |
Q5. 満足度の理由 | ・実技が多く楽しく理解できた
・実際に体験しながら学べたので印象に残った ・眼鏡士の仕事と直結する内容で実用的だった |
Q6. 講座の感想・学び・印象に残ったこと | ・見る力=視力ではないことを知った
・高齢者や子どもにも有効なトレーニングと分かった ・スポーツ以外の分野でも活用できる可能性に驚いた |
Q7. 今後学びたいこと | ・スポーツごとのトレーニング方法
・販売や接客に活かせる視覚機能の知識 ・視機能と姿勢、身体の関係 |
Q8. 質問・要望 | ・トレーニングの効果とその科学的根拠についてもっと知りたいという意見あり |