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スポーツビジョンマスターインストラクターへのインタビュー

2023年10月、スポーツビジョンマスターインストラクターの第一期生が誕生しました。マスターインストラクター講習会を受講した直後に行ったインタビューを紹介いたします。

■写真上段右から:大塚浩介、真所美紗、関康之、梅川政則、原口翔太、講師:上坂実

■写真下段右から:鮫島祐華、鮫島弘年、赤澤久美子、都築朋秀(敬称略)

大塚浩介さん(神奈川県)

Q)2日間の講習を終えての感想を教えてください。

今後伝えていくのに、頭の中だけで整理するのは難しいので、パワーポイントの資料など手元に残るものがあってとても良かったなというのが第一印象です。適度に運動なども取り入れていたので、思ったよりリラックスして受講できました。ちょうどBLAZEPODも購入したてだったので、このタイミングで使い方を教えてもらえたのがすごく良かったです。

Q)この資格で今後どのような活動をしていきますか。

まずは自分のビーチテニスの選手活動のパフォーマンスアップとして活かしていきたいです。周知という部分では、ビーチテニスやラクロスなどの大人数でのスポーツに関わっているので今回の資格を広める窓口として動いていきたいです。また仕事としては、高齢者を対象とする訪問リハビリなどの患者さんに使用していきたいです。認知症予防よりも転倒予防や眼球運動に障害が出ている患者さんに有効ではないかと思います。患者さんにもよりますが、眼と動作の協応の部分がバラバラな方もいて、手(身体)の改善が難しい場合、眼を鍛えるのも良いのではないかと。なので、スポーツと高齢者の両方に関わっていければと思っています。

真所美紗さん(北海道)

Q)2日間の講習を終えての感想を教えてください。

普段の測定時、自分なりにお客様に対して注意事項を伝えていたつもりでしたが、改めて実地などを踏まえて勉強できて、測定と実際のトレーニングとでは伝えることは違うということを実感しました。BLAZEPODは今回初めて使用したのですが、単調なメニューになりがちなトレーニングを一つのアイテムで豊富なメニューをこなせるのがかなり先進的だなと感じました。

Q)この資格で今後どのような活動をしていきますか。

スポーツビジョンの啓蒙活動を行いながら、メガネ店として、子供達の視生活にいかに寄与できるかが大切だと思っています。視力に問題はないのに、両眼で見た時視力にズレを感じるなど、スポーツパフォーマンスを最大限発揮させるために、スポーツビジョン協会の資格を取った私たちがアプローチしていくことが責務だと思っていますので、SNSを使って発信していきつつ、メガネにも絡めつつ業界の中に参画させていただきたいと思っております。

Q)今回の講座を、未収得の方にお勧めするポイントはありますか。

アドバンスインストラクターの方も協会からフォローはいただけるのですが、それより一歩踏み込んだフォローがいただけるのが最大の魅力と思っています。また、資格的に今後運営に携わって、自分がメインで測定することになると、一人では迷ってしまうことが色々あると思うのです。そんな時、協会の人に聞けるっていうのはかなり心強いと思いましたし、やればやるほど自分の実力になってくるところなので、お手伝いだけじゃなく、率先してやっていくべきだと思っています。イオンなどのイベントでやれると、子供たちが興味を持ちやすいコンテンツだと思っています。

都築朋秀さん(神奈川県)

Q)2日間の講習を終えての感想を教えてください。

自分が今までやってきたビジョントレーニングのやり方を再確認でき、さらに、それ以上のものが身についたかなと思います。ビジョントレーニングの話し合いみたいな事はあまりしたことがなかったので、他の方がどのような方法でやっているのかというのを、実際に生で聞けたので良かったなと思います。トレーニングに関しても、今までVトレーニングの触ったことがない機能も勉強することができましたし、活用していきたいと思います。

Q)この資格で今後どのような活動をしていきますか。

まず、今やっているソフトボールの指導にそのまま生かしていきたいというのが一つ。もう一つは自分のビジョントレーニング教室っていうのを持ってみたいという思いが、さらに強くなったという感想です。

Q)今回の講座を、未収得の方にお勧めするポイントはありますか。

Vトレーニングを有効に活用できるということが一番だと思うので、数をこなして、経験していかないといい指導ができないと思いますので、受けた方がいいと思います。

梅川政則さん(東京都)

Q)2日間の講習を終えての感想を教えてください。

いろいろな業種の方がいらっしゃって、皆さんすごく勉強されているのだなといつも感じています。皆様、優しく教えていただいて、いつも楽しく学ばせていただいています。PODトレーニングは、これから何かする時にすごく活用できるのではないかなという風に感じました。

Q)この資格で今後どのような活動をしていきますか。

今後、11月の末と12月の初旬、2回参加させていただくことになっているのですが、そんな形でこの協会にできるだけ協力して、この協会が発展できるように少しでもお手伝いできるかなと考えています。自分は店舗ではないので、そういう機器を導入してどうするとかいうのは今後わからないですし、今のところエースコンタクトの方でも導入は未定なので、自社というよりは外の方で活動していければなという風に考えています。皆さん、いろいろ活動されてきて、機会があればそのお手伝いなんかもできるかなとも考えています。また、今、コンタクトレンズを扱っている会社で販売しているのですけども、「視る」というのは脳の方で見ているというのを広めていきたい。なので、うちの会社でも視能訓練士もいますし、そういう仲間にこういうのを広めていきたいなと思っています。私は趣味で、小学校でバトミントンをやっているのです。そうするとソフトボールを教えているお父さんやサッカーを教えているお父さんとかも友達になっているので、そういうところでも広めていけるかなというのは、今回の講習を受けさせてもらって感じました。

関康之さん(新潟県)

Q)2日間の講習を終えての感想を教えてください。

測定することやPODなどのツールを使ってビジョントレーニングするという方法を今まであまり学んだことがなかったので、それがすごく良かったかなと思います。

Q)この資格で今後どのような活動をしていきますか。

専門がアルペンスキーなので、スキーに活用したい。あと地域で結構野球とかの球技をやっている父兄さんが興味を持っていただけるので、そういったところに地域で浸透できてくるといいなと思っています。実際の指導方法を実技してもらい、実際の運営についても話が聞けたので、そういう部分をもう少し自分でもリサーチして勉強できたらと思っています。

Q)今回の講座を、未収得の方にお勧めするポイントはありますか。

測定の方法やトレーニングの実践方法を、実例を見ながら勉強できたっていうところがすごくお勧めだと思います。

鮫島弘年さん(千葉県)

Q)2日間の講習を終えての感想を教えてください。

これからどう稼動しようかという時に、スペースがあっても自分の練習の場がなかったので、いろいろ実体験できてありがたかったです。患者さんの中で何人か候補のおばあちゃんが「いつでもやるわよ」と言って下さるのですが、僕自身に全く経験がなくて、その方で経験値を上げる為のきっかけ作りに役立ったので、とてもありがたかったと思います。

Q)今後のビジョンを教えてください。

スポーツというイメージが強いですけど、そこは僕たちの方でオリジナリティーを出して、それを協会の方に確認してもらいながら、よりいい方向に攻めていければいいのかなというのはあります。院内に許可が得られれば、スポーツビジョン協会の理事という名前とそのマスター資格を掲示して、院内でも大きく打てるかなと思うのです。それを基にどんどんやっていけるといいなと考えているので、そのきっかけ作りになりました。最初にライセンスホルダーの講義をオンラインで受けさせていただいた時に、「せっかくすごくいい協会があるのに、データしか取っていないな」という印象がありました。オンラインの実講義を聞いても「あれで何ができる?」「何もできないよね」って思っていたので。ビジョントレーニングをやっている場所はどんどん宣伝をしているのにそれをやれてないのがすごくもったいないな…と。今回のように、資格に沿って協会として導いていただければ、アクションを起こしていく協会に対して応えることができると思います。今までの協会の理事の方々が実際に現場に立っていないのだとしたら、今後はより現場を知ったほうがいいと思うし、この先の協会を発展させる為にも、理事として、そこは僕の得た使命というか、僕は恩返しとしてやらなきゃいけないことだなとは思っています。

鮫島祐華さん(千葉県)

Q)2日間の講習を終えての感想を教えてください。

じっくり座学もあり、実技もありで、網羅できたかなという感想です。教室の運営に関して、もやもやしてなかなか進まなかったところを、今回の講習で順序だてて整理できたおかげでやっと腑に落ちたというイメージです。いろいろ考えてしまって動けなくなっていた時の、余計なものが落とされたというか。そんな感じでよかったです。この感覚がなくならないうちに、始めなくてはと思っています。何より夫が全部ちゃんと通しで聴いてくれたので、多分彼自身が整理できて、今まで私だけがやっているようなところもあって、具体的にイメージができていなかったようなところを、これからは具体的にお互いに話していけると思うのです。なので、多分早いかなと思います。

Q)今回の講座を、未収得の方にお勧めするポイントはありますか。

物事が具体的に見えてくるような気はします。目標が見えてくるというか。ただ、漠然と興味があって学ぼうじゃなくて、その先でそれを取って何をやるかっていうのを少し考えるきっかけになる。運営の話もしてくださるし、取った後はこういうふうに活用してくださいねっていう話もあって仲間もできるので、「ここでおしまい」じゃなくて、その先何をしようかって考えることができるところが良いと思います。

赤澤久美子さん(東京都)

Q)2日間の講習を終えての感想を教えてください。

初めてのことばかりでしたが、機械を使ってゲーム感覚でやることがすごく楽しかったのと、それによってそのトレーニングができるっていうのはこれからやっていく若い子達にとっても興味を持ちながらトレーニングができるものなんじゃないかなというのはすごく実感できたと思っています。メンタルコーチとして活動している中で、私たちは目の感覚や周辺視野などの目が「感じている」ことを言葉だけで引き出そうとしていますが、検査などを通じて一度でもその感覚を持てれば、たとえ機材がなかったとしても、もっと楽に引き出しやすくなるのではないかという感覚はすごくありました。こう感じられたからこそ、トレーニングをして行くことによって、それが強化されて行き、強化されていくからこそ、競技力が上がっていく。そして、競技力が上がることで自信がついて本番発揮力にも繋がっていくという流れがすごく見えたなというのはやっていて感じました。

Q)この資格で今後どのような活動をしていきますか。

メンタルトレーニングの入口のツールとして、学校やチームにサポートを提案する際に、メンタルコーチでどうですか?というよりは、実際に自分が触ったりすることによって実感できるビジョントレーニングの方が十分伝わることがいっぱいあるのではないかと思っています。ビジョントレーニングを使いつつ、メンタルと両方でアスリートたちがより良い環境でスポーツができる状態になってほしいなって感じています。アスリートやスポーツを始めた子供たちでも、ビジョントレーニングは自分たちもいろんなことを挑戦できるのだなっていうことに実感できるものかなって。それですごい自信がついて競技力が上がって、それこそメンタルも使ってやっていったら何か楽しくなるのではないかなとか。で、競技で「うまくいかないな」とかっていうよりは「こういうことも出来るしあれも出来るし」っていうところで楽しく競技ができるスポーツ界になってほしいなとは思ったりします。

Q)今回の講座を、未収得の方にお勧めするポイントはありますか。

アドバンスインストラクターの講習で学んだトレーニング方法だけだと、受けた瞬間は「いろいろなものがあったな、ちょっとやってみよう」と思いますけど、それを実際にどうやって現場で生かすのかっていうのは迷うと思うのです。マスターインストラクター講習会だと、やり方や説明の仕方、さらにそれをVトレーニングで使えるっていうものが実際に実感できるので、これは絶対に受けた方がいいなと思います。アドバンスインストラクターだけでやっていると、現場でもただ自分が持っている知識だけになる可能性が高いと思うので、どんどん使うためにはマスターインストラクター講習会に来られた方がいいのではないかと思います。

原口翔太さん(宮城県)

Q)2日間の講習を終えての感想を教えてください。

スポーツビジョンをどういう競技をやられている方に対して勧めればいいか全然分からなかったのですが、組み立て方とか、「こういう風にすればいいのかな」というイメージが今回少しできるようになったので、あとは、実際にやっていって試行錯誤していくしかないのかなという風に思っています。これから少しずつやる機会が増えていけばいいかなと思っています。

Q)この資格で今後どのような活動をしていきますか。

トレーニングを行うことによって、周辺視とか感覚が良くなっていくのは、どう目に影響しているのかということに興味があります。機械があるので、実際にトレーニングや測定をしている時に、脳波や脳活動がどう変わっていくのかっていうのも見てみたいと思っています。周辺視って鍛えてもそんなに…っていうのが眼科の知識上ではあるのですが、アスリートの方だと見えるようになることも。そういうのがあると、何かしら変化が起きているのではないかなと思うので、その辺も面白いなって思っています。また、運転だと速度によって見える範囲が変わってきたりするのでけど、眼科的には変わらない…。これは風景の動いている速度とかによって感知ができにくくなるとか、その辺なのかなって思っています。最近、周辺視力を測る機械が開発されて学会発表されたのですが、中心視力ではなくて、網膜に合わせてドーム状で指標を提示していって周辺視力を測るという発表もあるので、ああいう機械って使えるのではないかなと思っています。

Q)今回の講座を、未収得の方にお勧めするポイントはありますか。

視能訓練士目線になってしまいますが、最近は特別支援学校とか障害児の保護者の方から問い合わせが多いらしく、同僚の先生方も特別支援学校に行かれていて、「ビジョントレーニングってどうなの」っていう話を聞かれます。知識がないから答えられない。スポーツビジョンってことにはなっていますけど、ビジョントレーニングっていうものを学んでいく入口としては、視能訓練士のほうも覗いてみるっていう、その入門編みたいな感じで受けていただければ、視野が広がるし、情報提供にも繋がるのではないかなとは思います。体験をして初めてわかるというか。自分の場合は体験をしないと、本読むだけじゃ分からない人なので、実際にやってみて知識と照らし合わせての方が分かりやすいので、実際にやっていただくほうが良いのではないかなと思っています。ですから、トレーナーだけじゃなく、学者や視能訓練士を含めた人も、文字ばかりじゃなくて、実際にやってみる必要性があると思います。体験していくっていうのは、頭で分かっていても実際は…という部分があるので。

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